【株主特典】実録!KDDIオーシャンリンク見学会(超長文注意)
ぐでりんです、こんにちは^-^ノ
KDDIの株主通信のアンケート特典で当選した
「KDDIオーシャンリンク見学会」に行ってきました。
開催は2018年の9月7日、8日の2日間のいずれか。
25名×4回の計100名だけが参加できる
KDDIオーシャンリンクという海底ケーブル保守船に
乗船して見学ができるという貴重な見学会です。
が…
開催直前に発生した北海道胆振地方の対応で
オーシャンリンクは出航して乗船できませんでした。
北海道まで1日半かけて向かったそうです。
元々案内時、当選時にも
出動の際は乗船できない旨が記してありましたが
まさかのドンピシャになろうとは。
オーシャンリンクは今頃北海道で災害復旧活動を
頑張ってくださっているのだと思います。
北海道の皆さんが一日も早く
安心して暮らせる環境に戻りますように。
そんな訳で、陸上の関連施設見学会に参加となりました。
やってきました集合場所の新子安駅

集合時間の30分前にもかかわらず
すでに係の方がプラカードを持って出迎えてくださいます。

綺麗なバスに揺られること約5分ほどで到着です。

KCS(国際ケーブル・シップ株式会社)
コンテナを繋げて造られたオシャレなミーティングルーム。
入ってすぐのスペースには、
現在新造中のKDDIケーブルインフィニティの模型や
海底ケーブルの模型が展示されていました。

更に、紙パックのジュース、ペットボトルのお茶
あたたかいコーヒーなどが準備されていました。
こちら、乗船しなくても乗船者証。
↓

※名前と日付の部分は消しております。
なんと施設内の撮影OKとのこと、
遠慮なく沢山撮らせていただきました。
そして、写真により記憶も比較的鮮明なので
超長文の記事となっております、申し訳ありません。
説明会の会場には、本来乗船出来るはずだった
KDDIオーシャンリンクの立派な模型が!
乗船を妄想しながら撮影しておきました。

KCSでは、アジア・太平洋地域を中心として
現在およそ100,000kmの海底ケーブル保守を行っているそうです。
ケーブルは外装の無いペットボトルキャップくらいの細い物から
何重にもコーティングされている巻きずしくらいのものまで複数種類。
太い物は10センチくらいの長さでもずしっと重かったです。
ケーブルの使い分けとしては、漁船や碇の被害による
ダメージを受ける可能性が高いため浅瀬の方が
太いケーブルが敷設されているそうです。
ケーブル敷設マップを拝見すると
全世界に多数のケーブルが延びており、
その1/3の保守を担当しているのがKCS!凄いですね。
ケーブル敷設には地形額の技術が重要で、
先の東日本大震災発生の際も、KCSのケーブルだけは
全く障害が発生しなかったそうです!これまた凄いですね。
概要説明の後はA、B2グループに分かれて
いよいよ関連施設の見学です。
ぐでりんのグループはなんと
取締役の北氏自らが施設を案内して下さいました。
写真右のダンディな方が北氏で
写真にバーンと写っているのが海底で
ケーブルを探し当てる際に使用する鋤のような器具。

でっかいです!!
そのお隣には、ケーブルに絡まって放置されており
障害の原因となっていた碇!
その奥は、修復の際に使用するブイです。
碇や漁網などは切って放置されていることが、
結構あるそうで処分も大変だそうです。

それにしても、ブイといっても
数メートルある鉄製の物で非常に重そうです。
海水浴場でプカプカしているものとはレベルが違います。
このブイ、たまに作業中に流れていってしまうそうで
紛失すると1個2000万円位の被害となるそうです。
最近のブイには「これを見かけた方は連絡をください」という
迷子札的なものが張り付けられているとかw
KCSからみなとみらい方面の眺望。

この日はあいにくの曇りでしたが
天気が良いと富士山も見えるそうです。
本当ならここに、オーシャンリンクが
接岸しているはずの場所だそうです。
通常船は港にポート(左舷)を接岸するそうです。
※豆知識
右舷は「操舵する舷―スティアボード(steer-board)」が
なまってスターボードと呼ばれています。
舵が右舷にあれば、当然港への接岸は
舵のない左舷から行われるため、
港(port)側の舷だからポートとなるようです。
ところがKSCの場所は運河付近にあるため
衝突回避のため港湾局より、
スターボート(右舷)での接岸を求められたそうです。
大変そうなのに、OKOK!と二つ返事をした
その理由が驚きです。
オーシャンリンクは、船なのに
なんとなんと、前後左右に進むことができるそうです!
これは凄いですね!!
なぜかとういと、洋上でのケーブルの修復作業中は
常に同じ位置に停船しておく必要があり
許容誤差範囲はなんと50cmだそうです。
専用のシステムが搭載されているとはいえ
すごい操船テクニックですね。
保守にて回収されたケーブルが、
処分前で保管されていました。

なかなか回収してきた現物を
お目にかかることはできないそうでラッキーでした。

パッと見それほど凄そうに見えませんが
ひと束でなんと重量1トン!
実際の通信障害原因個所がこちら
↓

非常に太くて硬い丈夫なケーブルなのに
ガッツリ破損していました。
大きなタンクが並んでいますが
ケーブル保管用タンクだそうです。
タンクには「保税蔵置場」の張り紙があり、
保管されているケーブルは、既に税関処理が終わっており
出動時にスピーディに出航出来るそうです。

ケーブルはグラスファイバーを用いており
ガラス製なので曲げるとぽっきり折れてしまいます。
そのため、荷崩れなどを防ぐため
専門の職人さんが手作業でぴっちりと
ぐるぐる敷き詰めて保管するそうです。
手作業!?
しつこいですが、ケーブルはすごく重いですし
長さも半端ありません。
実際に巻かれているケーブルはこんな感じです。
↓

レコードのように溝のある板状に美しく
巻いて敷き詰められているものが
何層にも重ねられ、保管されていました。
機械化しても荷崩れしてしまうそうで
手作業とのこと、職人技はすごいですね。
KCSには東アジアで唯一の
ケーブル保守のトレーニングセンターもあり
トレーニング風景をチラ見させていただいたのち
実際のケーブル修復作業を見学しました。
糸のように細いグラスファイバーを
超音波洗浄して、日本を溶接。
この小さな機械で溶接や張力検査が行えるそうです。

わずかなミスも許されない繊細な作業、
陸上で見ていても難しそうなのに
これを揺れる船の中で行うのは大変な技術が必要ですね。
施設自体も初めて見聞きするものばかりで
ワクワクドキドキでしたが、
北氏の説明がとにかく面白かったです。
偉い人なのにノリが良く、素人にも解りやすいように
面白おかしく説明をしてくださり楽しさがアップしました。
ぐでりんの中では、KCSの大泉洋さんでした。
施設見学を終えミーティングルームに戻ると
レイアウト変更されており、テーブルにおやつが!

移動の関係で昼食をとる時間がなかったので
舞泉のミニメンチカツバーガーが輝いて見えました。

お茶をしながらの説明タイム。
説明はベテランの小川氏のこれまた愉快なトークでした。
印象的だった点を…
さすがに長くなりすぎたので箇条書きで。
・操船はフィリピンの別会社が行っている。
・食の好みが異なるので、フィリピンと日本ように食堂は2つある。
・海の状況や水深にもよるが、作業は1か所で2週間くらいかかる。
・いつ帰れるかわからないため
小川氏の場合帰ってきたら民主から自民に政党がかわっていた。
・天候や時間に関係なく3交代制24時間勤務。
・各部屋にシャワー完備。
・運動不足解消はマシントレーニングか
甲板のヘリポートでのジョギング。
・船酔いすることもある。
・1年のうち、120日から半年くらい洋上での仕事。
その後テーブルごとに質疑応答&
帰りのバスでアンケート記載で無事に終了しました。
貴重な施設を見学させていただいたうえに
恐縮ですが、豪華お土産セットも頂きました!

KCSやauのパンフレット・クリアフォルダー
オリジナル今治ハンドタオル・オリジナルガジェットクリーナー
オリジナルミネラルウォーター・アンリシャルパンティエのフィナンシェ
説明の中で印象的だったことのひとつに
今回の北海道地震の対応で
世界で初めて、船上を基地局にすることがありました。
昨日帰宅後、知人に見学の感想としてそのことを
メールで知らせたのですが…
今朝返信に、その内容が朝刊に掲載されていたとあり
自分のことでもないのに誇らしい気分になりました。
KDDIさん、KCSさん、これからもご活躍を期待しています。
ありがとうございましたっ!
今回お邪魔した、KCS(国際ケーブルシップ株式会社)さんの
ホームページは→コチラ
そして最後に・・・
あまりの楽しさに、超なが~~~~くなってしまったブログを
最後までお読みくださった方(…いらっしゃらないかもw)
大変ありがとうございました。
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